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転職して1ヶ月で職場に馴染めない人へ|原因と自分を追い詰めないための考え方

自己分析
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転職して1ヶ月が経った。

正直に言うと、まだ全然馴染めていない。

職場の人たちはみんな親切で、困ったら声をかけてくれるし、ランチに誘ってもらえることもある。
いじめられているわけでも、無視されているわけでも全然ない。

でも、なんか居心地が悪い。

この「なんか」をずっと言語化できずにいたけど、最近やっと自分の中で整理できてきたので、書いてみようと思う。

同じように転職後の職場になかなか馴染めなくて、でも理由がうまく掴めないという人に届けばいい。


親切にされているのに、なぜ居心地が悪いのか

最初は自分でもよくわからなかった。嫌なことをされているわけじゃない。

むしろ親切にしてもらっている。なのになぜかずっとどこか窮屈な感じがある。

しばらく観察していて、気づいたことがある。

私と話すときの顔と、既存社員同士で話すときの顔が、全然違う。

私と話すとき、みんなすごく丁寧だ。

言葉を選んでいる感じがあるし、何か傷つけないように気を使ってくれているのが伝わってくる。
それはありがたい。

でも、同僚同士が話しているのを見ると、ずっとリラックスしていて、笑いが絶えなくて、会話のテンポが全然違う。

ああ、あれが「普通の状態」なんだな、と思った。

私への態度が冷たいわけじゃない。
ただ、みんな私に対してだけ、少し「よそ行き」なんだ。

それが、居心地の悪さの正体だった。


もう一つの原因:私自身も、本当の自分を出せていない

でも正直に言うと、原因はそれだけじゃない。

私自身も、まだ本当の自分を出せていない。

職場では少し「いい子」を演じている気がする。

失礼なことを言わないように、空気を読みすぎて、自分の意見をちょっと引っ込めてしまう場面がある。ちょっと猫をかぶっている。

だから状況を整理すると、こういうことになる。

向こうも気を使っている。私も気を使っている。
お互いが「本当の状態」じゃないまま、一緒にいる。

そりゃ窮屈なわけだ、と思った。
これは馴染めていないというより、まだお互いのことをよく知らないから、両方が少しずつ遠慮している状態なんだと思う。


「同じ扱いをされない」は「嫌われている」じゃない

ここで一つ、私が意識的にやっていることを話したい。

それは、「自分が感じていること」と「実際に起きていること」を、切り分けて考えるということだ。

感じていること自体は間違いじゃない。

さみしい、不安、焦る、どれも本物の感情だし、否定しなくていい。

ただ、その感情から飛躍して「だから私は〇〇なんだ」という解釈に変換されるとき、そこに認知の歪みが生まれやすい。

転職後に居づらさを感じる場面は、たくさんある。
私が実際に経験したことをもとに、感じたこととの対比で整理してみる。


①身内ネタで周りが盛り上がっている

デスクで作業をしていると、去年の研修の話になった。
泊まり込みで夜は飲み会があったらしく、「次の日AさんとBさん遅れてきたよね、絶対飲みすぎて寝坊でしょ」と誰かが言い出した。
Aさんは「寝坊はしてないよ、でもめっちゃ二日酔いで、バレないように耐えてた」と笑いながら言って、周りが「ほらやっぱり!」と盛り上がる。

私はその場でデスクに向かったまま、作業を続けていた。

感じたこと:自分はここでは他人なんだ。
仲間じゃない。

客観的な事実:身内ネタは、長い時間を一緒に過ごしてきた積み重ねから生まれるもの。

1ヶ月でその輪に入れる方がおかしい。

自分が「他人」なのではなく、まだ「一緒に時間を作れていないだけ」という話だ。


②会議で話がどんどん進むが、詳細がわからなくてついていけない

感じたこと:中途なのに役に立たずだと思われているんじゃないか。

客観的な事実:1ヶ月で会社の背景や経緯を把握し切れている方が異常だ。

発言できないのは能力の問題ではなく、情報量の問題。
採用担当として言わせてもらうと、1ヶ月で会議に即貢献できる中途入社者はほぼいない。

むしろ空気を読みながら聞いている姿勢の方が、ちゃんと仕事をしている。


③「大丈夫だよ」「すごくよかったよ」と安心させる言葉が気になる

感じたこと:本当はダメで、裏で評価が下がっているんじゃないか。

客観的な事実:入社したての人間にいきなり辛口フィードバックをぶつける職場の方が少ない。

安心させる言葉は「育てようとしている」「まだ学んでいる段階だとわかっている」というサインである可能性の方がずっと高い。

裏で評価が下がっているという根拠は、どこにもない。


④周りは残業しているのに、やることがなくて先に帰る

感じたこと:自分だけ楽をしていて、嫌われているんじゃないか。

客観的な事実:やることがないのに残っている方が非効率だし、それは仕事を渡す側の問題でもある。

先に帰ることは、怠けではなく「今の自分に与えられているタスクが終わった」という事実に過ぎない。

嫌われているかどうかとは、全く別の話だ。


⑤詳細が掴みきれず、提案も発言もできない。力になれていないと感じる

感じたこと:採用して失敗したと思われているかも。期待に応えられていない。申し訳ない。

客観的な事実:これが一番しんどかった。でも正直に言う。

採用した側は、1ヶ月で即戦力になるとは思っていない。

少なくとも数ヶ月は時間がかかると、最初からわかって採用している。

「採用失敗」と思われているというのは、自分の中で作り上げた解釈だ。

今は焦らず、まず理解することに集中していい。


⑥雑談する相手がいない

感じたこと:どこにも所属している気がしない。孤独だ。

客観的な事実:雑談は、ある程度の関係性があってはじめて自然に生まれるもの。

1ヶ月で自然な雑談ができる関係ができている方が珍しい。

所属していないのではなく、まだ関係性を積み上げている最中なだけだ。


全部並べてみると、パターンが見えてくる。

出来事そのものが問題なのではなく、「その出来事=自分への評価が下がっている」という解釈に飛んでしまうことが、しんどさを作っている。

感情は本物だけど、解釈は事実じゃない。

まず自分が何を感じているかを整理する。
そして、「その出来事は本当にそれを意味しているのか」を一度立ち止まって考えてみる。
それだけで、だいぶ楽になれる。少なくとも私はそうだった。


じゃあ、どうするか

今の私なりの答えは、3つある。

一つ目は、時間を待つこと。

これが一番正直な答えかもしれない。

1ヶ月で仲良しの輪に入れる方が、むしろ珍しい。
急いでどうにかしようとするより、自然に関係が育つのを待つというのも立派な選択だと思っている。

焦って空回りするより、じっくり時間をかけて信頼を積み上げていく方が、長い目で見たら絶対にいい。

二つ目は、自分の話をすること。

相手に知ってもらうには、自分から見せていくしかない。

仕事の話だけじゃなくて、自分がどんな人間かを少しずつ話していく。
前の職場でこんなことがあって、こういう理由でここに来た、休日はこんな過ごし方をしている、とか。小さいことでいい。

相手が「あ、この人はこういう人なんだ」と思える瞬間を、少しずつ増やしていく。

三つ目は、猫をかぶるのをやめること。

これが一番難しい。でも一番大事だとも思っている。
気を使いすぎて、自分を消してしまうと、相手も「この人はどんな人なのかわからない」という状態が続く。

少しずつでいいから、本音を出していく。
面白いと思ったことに笑う。疑問に思ったことを聞く。
それだけで、会話の質がだいぶ変わってくる。


まとめると、「馴染めていない」じゃなくて「まだ途中」だということ

転職後の職場に馴染めないのは、弱さじゃないと思う。

関係性というのは時間と経験が必要なもので、1ヶ月でそれが完成するほど簡単じゃない。

向こうが気を使っているのも、自分が気を使っているのも、お互いのことをまだよく知らないからで、それは全く普通のことだ。

さみしいな、と思う瞬間は正直ある。

でも、さみしいと感じるのは、ちゃんとこの職場でうまくやっていきたいと思っているからだと思うし、それは悪いことじゃない。

まだ途中なだけだ。


転職して職場に馴染めなくて悩んでいる人がいたら、少しだけ自分に問いかけてみてほしい。

「嫌われているのか」ではなくて、「まだお互いを知らないだけじゃないか」と。

たぶん、後者の方が正しい。


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